最近では三脚などそれ程動きのない場合でもカメラからベース送りの(いわゆる)本線がワイヤレスのチームも増えてきた様に思います。そして同様の環境で録音部もカメラに有線で送るのに少し難色を示す方達も増えた様に個人的には感じています。その時は ベースに音をもらい、ベースで画音を合わせて現場に送るのでオフライン素材を書き出すときは何かしらカメラデータとは別の音素材を貼り付けて書き出すことになります。
そんな時、こちらの書き出し作業のタイミングで音素材の受け渡しをお願いしても対応してもらえない場合も多々あり作業が止まって困る事が多いんですが皆さんどうされてますか?可能な限りはオフライン素材に使える音のカメラ送りを望むのは間違いなんでしょうか…?
# DIT
DITタキとしてのコメントです。 このトピックは、最近のDIT事情としては最大のモヤモヤポイントだと思います。 オーディオのカメラ送りを嫌がる撮影部は増えましたね。最近は現場オフラインやリモートがあるので、ライブ(カメラ本線)に音がエンベデッドしていないことが不自由さにつながることも多いです。また、本番時にカメラ本線の飛ばし(Boltなど)の調子が悪かった場合にはカメラプレイバックをすることになると思いますが、そこには音が入っていないので困ってしまいます。 手持ちやステディ、ロケ以外では出来るだけ音のカメラ送りを有線でやらせてもらってますが、色々と難しい場合は、 ○ベースに送ってもらう QTAKEに音を入れると上記の通りライブを遅延なく送りたい先に音がいかない(もしくはカメラマイク)になるのがかなりストレスです。音貼りはQTAKEの収録ファイルから剥がすのですが、本線が飛ばしだと欠損してたりすることもあるので結局録音部さんのWAVを待つことになります。 音をベースにはいる前にエンベデッドさせるという方法もあります。TCとレックトリガーのメタデータを残したままオーディオをエンベデッドできる機材としては、AJAとPROTECHがあります。BMDなどは殆どのメタデータが失われるので個人的には使っていません。 ○カメラに無線で飛ばす これも結局1テイクでも飛びが悪かったり、 電源が落ちたりすると後で貼ることになるのでかなり注意深くモニタリングすることになります。それも面倒ですね。 結局ベストソリューションはカメラに送る、となってしまうのですが、最近の僕のトレンドは、 ○とりあえず音は忘れて現像しておいて、音がきたらまとめて貼り替えて再度変換 です。 これだと音貼り時の変換はProRes→ProResとかになるのでMBPでも200〜300fpsで書き出せます(リエンコードをしない設定で)。最後まで待つより時間効率はよいです。 手間は増えます。 ○